6,「週刊金曜日」編集長・松尾信之氏からの謝罪メール
(平成12年9月28日)
鐵扇會代表 會長 元木田 蔵 様 敬具 2000年9月28日 『週刊金曜日』編集長 松尾信之 記 一、はじめの申し出の際に、広報文の読み直し点検や該当WEB周辺のリンク等の調査もしないで、掲載提案メールをよこしたのか? 広報文の末尾にアドレスが記載されているホームページの「中国山西残留の日本兵問 題」を事前に拝見し、編集部としては、その時点では弊誌の編集方針と大きな違いはないと考えて原稿を依頼しました。しかし、その後お送りいただいた『Re:「こんなこと」への掲載について』のメールを読んで再確認した結果、トップページの「會員参画案内」から「會員資格七箇条」を拝見し、弊誌の編集方針と大きく違う点があることがわかり、掲載お断りのメールをお送りしたものです。ご迷惑をおかけしたことをお詫びします。 一、いはゆる「市民運動」を取りあげる際に、かうした事前調査の不足や確認作業の欠如は、貴誌では日常茶飯事なのか? めったにないことです。 一、旧軍を批判する者はリベラルな左しかゐないといふ固定観念のもとで、自己保身を図る精神性を斬り、旧軍でも日本人でも、日本主義にふさはしくない精神は批判をするといふ右の精神性が、貴誌には見えないがために、それで勘違ひしたのか? そのような固定観念は持っておりません。創刊以来、犬塚博英氏、畑時夫氏、木村三浩氏、鈴木邦男氏らにも登場していただいており、右翼とか左翼とかというレッテルだけで判断しているわけではありません。後述しますように、「こんなこと、やってます」は団体の考え方や活動を紹介するコラムですので、弊誌の創刊の理念や編集方針にそぐわない活動方針を掲げている団体を紹介するわけにいかなかったのです。 一、すでに書いたやうに、こちらには、貴誌への情報掲載の意志は当初よりない。また、誌面とそぐはぬといふ判断は、私企業であるならば、そちらの自由裁量の問題である。しかしながら、こちらがたのんでもゐないことを自ら申し出ておきながら、都合が悪いとたちまち取り下げる。それなら、せめて取り下げる際に、成熟したおとなにふさはしい物の言ひ方はできなかつたのか?(後略) 弊誌から掲載提案をしておきながら、掲載を見送らせていただく旨のご連絡の際、礼を失したことをお詫びいたします。「こんなこと、やってます」欄の趣旨や貴会が弊誌の創刊の理念・編集方針にそぐわない点があることを説明し、失礼の段をお詫びすべきでした。 一、鐵扇會は、任意団体である。いかなる都道府県にも政治団体の届け出はなされてゐない。しかるに、二通目のメールには「政治思想団体」といふへんてこな言ひ方が してあつた。(中略)貴誌の「こんなこと…」のページにあつた上のこれらの団体と、 鐵扇會の定義のちがひは何か? 何が掲載基準になつてゐるのか。そして、さまざまな意見があつてよいのが民主主義社会であるならば、貴誌は「人権」を言はぬ者には 人権はないといふファシズムを編集姿勢として堅持するのか? 「こんなこと、やってます」は、全国各地で非営利の市民運動をしている団体・グループとその活動内容を紹介し、共感する仲間を募ることを目的とした欄です。その掲載基準は「憲法・人権・平和・環境を守る」という弊誌の創刊の理念・編集方針と合致
しているかどうかです。ところが、貴会のホームページに掲載されています「會員資格七箇条」には「日本国憲法の無効・自主憲法制定あるひは部分改定…(中略)…に関心を寄せる方」とあり、憲法の廃棄、改定を目指しておられるようです。この点で、
護憲の立場をとる弊誌の考えと相容れないと判断した次第です。仰るように、さまざまな意見があって良いのが民主主義社会であります。弊誌は、自分たちと少しでも意見が違うからといってその意見を排除するような立場はとりませんが、「憲法・人権・
平和・環境を守る」という創刊の理念と編集方針は今後とも貫く所存です。
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